これであなたも梱包マスター

発送側からみたオススメの緩衝材・梱包材をいくつかご紹介するエア!
商品に合った緩衝材を使用することにより、効率的な梱包が可能エア!
INDEX
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緩衝材とは
- 緩衝材を選ぶポイント
- これだけは知っておきたい!おすすめの緩衝材厳選集
- まとめ
現代における緩衝材の利用機会は圧倒的に増えていることが考えられます。
下記のオンラインショッピングの普及が著しく成長しているためです。
- ネットショップ(Amazon・楽天市場・ヤフーショッピング)
- フリマアプリ(メルカリ・ラクマ・ヤフオク)
どのような緩衝材・梱包材を使用すればいいか迷っている人は意外と多いものです。
ネットショップ運営者様やフリマアプリで商品を売買する個人様におすすめの緩衝材をご紹介させていただきます。緩衝材の特徴を理解し、正しく梱包することにより、店舗レビュー・受取評価を良くできる可能性があります。
本記事を参考に、適切な緩衝材を選択できるようになれればと思います。
- 緩衝材の種類を知ることができる
- 商品に合った緩衝材の選択ができるようになる
- 店舗レビュー・受取評価が良くなるかも
緩衝材は、商品輸送中に衝撃から商品を守るため の梱包資材です。
輸送時に商品が箱内でズレたり、移動することで発生する破損を防ぎます。
緩衝材の種類は多岐にわたり、商品の種類や形状などにより使用する緩衝材は異なります。
商品の出荷業務を行う企業様・個人様は緩衝材が自社製品の品質を保持してくれているといってもよいでしょう。

緩衝材はとても重要なものなんだエア!
だからこそ、しっかりと梱包方法を考える必要があるエア!
緩衝材を使用して商品を梱包する際は、商品に合った梱包材・緩衝材を使用する必要性があります。
緩衝材を使用する用途は大きく分けて2パターンあります。
- 商品を包むため
- 箱内の商品の隙間を埋めるため
これらの用途に合わせた選択をする必要があります。
しかし...包むとはどんな感じなのか?隙間を埋めるとはどんな感じなのか?
言葉だけでは、具体的なイメージがしにくいと思います。エアー緩衝材を例に梱包イメージを見ていきましょう。
われものや精密機械など、特に注意が必要なものに関しては、商品自体を包みます。
商品自体を包むことにより、破損リスクを下げます。
箱内で商品がズレたり、移動することが想定される場合に隙間を埋めます。
商品同士のぶつかり合いなども防げ、開封したときの見た目も損なうことはありません。

「包む」のか「隙間埋め」をするのか...
梱包する目的によって、緩衝材を選択することが大事エア!
緩衝材を選ぶポイントがわかったところで、いくつか緩衝材をあげてみます。
ネットショップ運営者・フリマアプリ販売者目線のおすすめの緩衝材をご紹介させていただきます。各々の緩衝材の特徴を理解していただき、適切な緩衝材を選択していただければと思います。
気泡緩衝材

気泡緩衝材とはシートに多くの気泡が入っている緩衝材です。
プチプチといえば誰もが知っている緩衝材・梱包材であると思います。正式名称を気泡緩衝材といいます。プチプチは川上産業株式会社さんの登録商標です。
ネットショッピングを運営している方、利用している方は一度は目にしているかもしれません。
大抵の気泡緩衝材はロールで販売されております。そのため、使用時にカットする必要があります。
小さなハンドメイド雑貨から大型家具まで、様々な商品を梱包するのに向いている大人気緩衝材です。
- 低価格で購入可能
- ホームセンターなどですぐ購入可能
- 軽量梱包に向いている
- 少量出荷に向いている
- 使用分を毎回カットする必要
- 重量物の梱包には不向き
- 大量出荷には不向き
ミラーマット

ミラーマットは発泡ポリエチレンシートと呼ばれる緩衝材です。気泡緩衝材とは異なり、空気ではなく柔らかいシートです。白い無数の気泡により、緩衝性・断熱性・防湿性・防水性・柔軟性・軽量性に優れています。
ロール売りとカット売りの両方があり、商品の大きさによって選択することができます。
強い衝撃から商品を守るというイメージより、商品のキズ防止に適しています。
食器や陶器、工芸品、機械部品を梱包するのによく使用されています。用途はギフトや引っ越しの際に使用されることが多いです。商品の出荷というイメージではなく、輸送(移動)というイメージのが強いかもしれません。
- 低価格で購入可能
- 高級感を出すことができる
- 好みの厚みを選択可能
- 使用分を毎回カットする必要
- 透明度が低く、中身が見にくい
- 商品の角や突起で裂ける可能性有
- テープで止めにくい
クッションペーパー

クッションペーパーはクラフト紙を使い、交互に切れ込みを入れることで切れ込み部分を開いたときにクラフトが立体的になる緩衝材です。高い緩衝性が必要な場合は、十分に広げて伸ばした網目状態で重ね巻をすることでクッション効果が高まります。
主に、瓶や陶磁器・ガラス製品などのワレモノの保護に使用されます。緩衝材としての利用のみならず、工作やインテリアとしても使用できそうです。
- 瓶など専用緩衝材として使用可能
- ギフト向けのおしゃれなデザインもある
- 裂けやすい
- 紙で手を切る可能性がある
- 細かい紙くずが出る場合がある
エアー緩衝材製造機(エアー緩衝材)

エアー緩衝材製造機はHDPE(高密度ポリエチレン)やLDPE(低密度ポリエチレン)のフィルムに空気を入れてエアー緩衝材を自動生産する機械です。出荷量の少ない方は空気の入った完成品を使用すると効率的です。
機械を導入することで商品を包むバブルタイプと箱内の隙間を埋めるピロータイプの2種類を生産することができるタイプもあります。ハサミで切る作業もなく、キリトリ線で簡単に欲しい分だけ使用することができます。出荷量の多いネットショップ運営者やフリマアプリ販売者に多く使用され、効率的な梱包作業を行うことが可能です。
- 圧倒的な低コスト(長期的)
- 欲しいときにすぐ生産可能
- カット不要!すぐ使用可能
- 電源を必要とする
クラフト紙・更紙

クラフト紙はパルプ(木材)を原料とし、強度・防湿性・印刷適性が良いため、デパートの紙袋などにも使用されています。
茶色や褐色のザラザラとした手触りが特徴です。
企業間での荷物の発送やネットショップ・フリマアプリの梱包発送、贈り物としての包装紙の役割も担うことができます。クラフト紙にはさまざまなデザインがあり、受け取った側が喜ぶケースもあるようです。
似たような緩衝材代替品として新聞紙が挙げられます。新聞紙はダンボール開封時の見た目が劣ることや商品へのインク映りの可能性があるためオススメはできません。お客様はお金を出して自社商品を購入してくれているので、緩衝材として新聞紙を使用することは避けたほうが良いでしょう。
- 低価格で購入可能
- くしゃくしゃと丸めるだけ
- ギフト用のおしゃれなデザインもある
- 紙で手を切る可能性がある
裁断ダンボール

裁断ダンボールはダンボール裁断機を使用し、廃ダンボールや不要なダンボールをウェーブ形状にさせることで緩衝材として再利用することができます。
ネットショップ・フリマアプリ運営者の方は、仕入れの際などに商品とともにダンボールも大量に入荷することになります。
廃ダンボールを処分するにはダンボール回収業者に依頼するか、各自で処分場に持って行く必要があります。
通常であれば処分に時間とコストがかかりますが、ダンボール裁断機を使用し、裁断ダンボールを緩衝材と使用することで時間とコストを削減できるとともに、環境への配慮もすることができます。
- リサイクルで環境保全
- 高いクッション性
- 大型かつ重量梱包に向いている
- 衛生的ではない
- 梱包場所がひどく汚れる
- 機械導入費が高い
- 任意のサイズに指定できない
- 廃棄時にかさばる
バラ緩衝材

バラ緩衝材はまゆ型・丸型など様々な形と大きさがあります。合成樹脂製(ポリエチレン)とコーンスターチ製
(デンプン末)で作られるものが多く、それぞれの原料には異なる性質があります。
合成樹脂製はバラ緩衝材自体がつぶれにくく、重量の商品や商材の梱包に適しています。耐水性もあり、冷凍食品や箱内が濡れる可能性のあるものにも使用可能です。
コーンスターチ製は焼却処分時に有毒ガスがほとんど出ず、環境に優しいのが特徴です。反面、素材自体がつぶれやすいため、軽量の商品や商材の梱包に適しています。
- 低価格で購入可能
- 環境に優しい素材
- 箱に詰めるだけ
- 商品の複雑な形にも対応可能
- 輸送時、箱内で商品がズレる可能性がある
- 屋外作業場だと風で飛ぶ可能性がある
紙パッキン

紙パッキンは、商品やギフト(プレゼント)を包装する時に使う隙間埋めの緩衝材です。
ディスプレイの一部として使用することも可能で、写真撮影や動画撮影のツールとしても使用可能です。
ハンドメイドの小物アクセサリーやお菓子などに使用すると魅力的な梱包ができます。
箱に入れるだけではなく、OOP袋(透明な袋)に入れて使用することもできます。
フリマアプリ(メルカリ・ラクマ)やオークション(ヤフオク)で販売する人によく使用されております。
- 低価格で購入可能
- 100円ショップ・文具店などで購入可能
- 箱・袋に詰めるだけ
- 大きな物の梱包には不向き
- 商品に紙の一部が入ってしまう
クッション封筒

クッション封筒は、気泡緩衝材のシートが封筒の内側に貼り付けられている封筒のことです。テープがついているので簡単に封入することができます。
クッション封筒には紙製クッション封筒(クラフト紙)とビニールクッション封筒(LDPE)の2種類があります。
クッション封筒は商品を衝撃から和らげるだけではなく、防水性にも優れています。雨や雪が降る日の配達でも安心して配送してもらうことができます。
CDやDVDなどの割れやすい商品や本など水に濡れるとまずい商品をプチプチ(気泡緩衝材)で巻くことなく、クッション封筒に入れるだけで梱包することができます。
小物アクセサリーや医薬品、サプリメントなどにも使用することができ、簡易的に梱包を済ませたい場合には最もコストパフォーマンスが良いと言っても良いでしょう。
- 低価格で購入可能
- とにかく簡単
- 配送料を安くできる
- 大型商品の梱包は不可能
- 箱梱包より破損のリスクが高い
いくつかの緩衝材の特徴や長所、短所を説明しました。それぞれの梱包材には良い点と悪い点があるのですが、「メリットがあるから良い」「デメリットがあるから悪い」ということではありません。
取り扱う商材や状況によって、使い勝手の良い緩衝材を選択することが望ましいでしょう。
緩衝材・梱包材1つで梱包作業の効率化が図れ、より良い出荷を行うことができるかもしれません。
また、結果的にネットショップの店舗・商品レビューやフリマアプリの受取評価が良い評価になる可能性もあります。